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大鋸字外原(とばら)より

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自動販売機

富士山の頂上に自動販売機(以下、自販機)がある。

自販機大国の日本の象徴的な風景かもしれない。
この自販機には想いがつきない。

自販機の色は赤なので、中味のメーカーはだいたい想像着くのだが、そもそも富士山頂上の営業時間は夏の約2ヶ月だけである。
夏とは言っても、日の出の頃は相当寒いので暖かいコーヒーなどはうれしい。
また日が登れば、冷たい飲み物も欲しくなるので、どうもこの自販機は非常に厳しいニーズに答えているようである。

自販機は基本的に無人であるので、機械の中に商品を入れ続けなければ品切れになる。
富士山の場合は、頂上までブルドーザーが駆け上って行くので、まったく心配ないのであるが。
富士山は、下山者の横を土煙をあげてブルドーザーが駆け上がる不思議な山だ。

自販機は補完である。お店の人が販売できる時間帯は不要である。
コンビニの近所には自販機はないのだ。

あとは、小遣い稼ぎであろうか。

住宅地の庭先にあるような自販機がそうであろう。
自販機を設置する会社が、一生懸命営業をする。
自販機を置けばリース料やら電気代やらがかかる。それに対して、毎月いくら収入があるのか。
設置場所によっても天と地の違いがあるだろうし、「事業主体」は厳しい収支計算が求められるのである。

さて、前置きが長くなったが、発端は某都知事の「自販機いらん」の話である。
電気だけ考えれば、24時間こうこうと照明がついている自販機は不要かもしれない。
自販機で買うだけの緊急性とは、ということだろう。

熱い夏に、自販機がオアシスの様に感じる時がある。
砂漠の中の湧水のように、まさにオアシスである。

でも、これだけお店の林立する都会の中では、自販機がオアシスと言えるのか。

試行錯誤をしているうちに、熱い夏になりそうではある。
「自販機いらん」のおっちゃんも、冷たいビールはお好きであろう。

夏に冷たい飲み物を飲むために、いまから準備することとはなんであろうか。
by goshonanrun55 | 2011-04-13 21:48 | 雑感雑観
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