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まいにち走ろう

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酒屋さん

「ボジョレー・ヌーボーが不振」とニュースに出ていた。
去る17日(木)午前0時からのイベントも各地で寂しい状況だったらしい。

たしかに、最近は広告も見ないし、テレビのニュースでも「やったかな?」感じだ。

新しいものより、少々昔のものが重宝されるわが家では、昔からヌーボーはさほど話題にならず、この時期に飲んだ記憶すらないのだが。

イベント性が低下したのには、いろいろ訳がありそうだ。
挙げていくとキリがないが、甥っ子の話を聞いていると、日本では将来優秀な「飲み手」がいなくなるのでは、と危惧する。

そもそも、「ビールは苦いから嫌い」というところから噛み合わないわけで、「甘い焼酎カクテルで刺身が食えるか」と、またいつぞやの話に帰結するのである。

さて、先日の日曜日は、両親を車に乗せて買い物に行ったのだが、久しぶりに寄ったある酒屋さんも寂しい状況であった。

その店は団地の中にあり、住人の高齢化も進んでいるようだが、周辺には当時なかった住宅が建ち並び、住民はむしろ増えているようなのだが。

わたくしが高校生の頃、冬休みになると決まってその店で配達のアルバイトをした。
クリスマスの前から大晦日までの期間であったが、店はとてもにぎやかで、多くのお客さんがあった。

正月に向かう、活気のある雰囲気が好きで、お客さんの高揚感もすごかった。

当時はビールなど酒は瓶が主力で、エレベーターの無い団地の5Fへの配達は相当骨が折れた。
帰りは空き瓶を預かるわけで、1週間とは言え、相当足腰の鍛錬になったはずだ。

大晦日になると、瓶のケースが山と積み上がり、スーパーカブのエンジン全開となった。
店のおじさんは、アルバイトを使わなかった時は、元旦まで配達が続いたと言っていた。

その後、酒類の免許制度が変わり、スーパーやコンビニでも販売が可能になると、劇的に状況が変わった。
コンビニに転換した店も多かったが、地道に継続を決めた店もまた多くあった。

地元には、「ワインのことなら何でも聞いてくれ」という店や「角打ち」を提供している店など、特長ある店多く、ワインならあの店、と自分の中にも定番店があり、買うと決めたら飛んでいってしまう。

一つのスタイルを守る実直さには敬服するが、うつろ気な消費者相手の事業継続にははかり知れない苦労がある。

万能の店より、一品勝負なのだろうか。

自分なら”どんな酒屋”をやるか。
販売した利益以上に自分が「きき酒」をしてしまいそうだし、なるほど「酒屋の店主は意外と飲まない人が多い」と言うのに納得するなあ。
by goshonanrun55 | 2011-11-30 20:19 | 湘南藤沢
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