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まいにち走ろう

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市の大会

30分前であったが、用事があったので、結論に後ろ髪引かれつつ「もうしわけない」と外に出た。

壇上では、コーディネーターが、大船渡市の震災被災者支援NPO代表と、生き証人の漁業従事者の話を、形作っていた。

コーディネーターは冒頭、最後は”この市”に帰結させるみたいなことを言っていたのだが、話の流れからして、残り30分の限界を感じてしまった。どうも結論ありきの進行は苦手である。

震災からまもなく一年、原発の中にカメラが入り、新たな、いや”折り込み済み”の事実が報道されたり、いまさらながら初期のインパクトが、マンションの基礎工事にまで及んでいたことがあからさまになるに、長丁場を覚悟しつつも、どこか醒めた気持ちがあるのも事実である。

実際、今日の「防災大会」のコンテンツ、前半は二つの自治会の防災準備の紹介であったが、棒読みされる内容は、眠りを誘うものであり、後半のテーマも先のとおり、帰結先がわかったあたりで、ひどく退屈なものになってしまった。

この大会を否定するわけではないが、スクリーンに映された津波の映像も、個人的には何度も目にしてしまったものであり、いったい何を期待してここに来たのか少々分からなくなってしまったのだ。

”劇場型”の時代だ、繰り返される映像の中でむしろ事実が風化されていくような気がして、”経験”が将来に向かって何をもたらすのか、いささか心もとないのである。

また、この会場に集まっていた年齢層は相当高い。若年層も多少いるのかと思いきや、椅子にふんぞり返っているおっさんを見るにつけ、ここもシニアの勢力図かと思わざるを得ない。

最後は個人レベルの話である。

同じ船に乗っている以上、波の高い日はみな船酔いしてしまうのかもしれないが、酔っぱらったおっさんの背中をさする気持ちは大事にしたい。

先の漁業従事のおじさんは、80年生きて初めて経験する揺れの中で、次に起こることが直ぐに理解できたようだが、声をかけても周りの若い衆は逃げなかったようだ。

「生まれる時も死ぬ時も一人」、おじさんの言葉が大きな収穫であった。
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by goshonanrun55 | 2012-01-21 23:41 | 湘南藤沢
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