先週末から湘南も雪が降り始めた。湘南の雪は春を告げる雪だが、今年は寒波の影響で寒さが厳しく、冬も長そうだ。
さて、最近は冬になっても、キャリアにスキー板を積んでる車をみかけない。今年の冬はまだ1台も見てないんじゃないかと思う。
ワゴンタイプの車が増え車内に収納出来る。スキーよりボードが増えなおさらだ。買うより借りるで、レンタルスキーが増えている。等々考えられるが、かなり正解かもしれない。
スキー用品のCMも最近観た記憶がないし、「ほーりんラブ♪」の広瀬さんの歌声も耳にしない。ウインター・スポーツの業界は、気温以上に寒い冬かもしれない。
スキー場はどうなっているのだろうか。
わたくしも以前は、この時期になると、あちこちのスキー場のHPをチェックし、雪の量、アクセス、料金などチェックし、今度はどこへ行こうかと検討したものだが、最近はサイトにバナーも見かけないようだ。
旅館再生事業に力を入れている「星野リゾート」が手がけたスキー場が福島にあり、ゲレンデのレストランの「おいしさ保証カレー」が有名のようだ。「おいしくなかったら全額返金します」らしい。社長の星野氏の本がなかなか面白くて、時々開いては参考にしている。
このスキー場には、はるか昔に行ったことがあるが、レストランのカレーはその頃どうだったのだろうか。
カレーが気になって、昼休みにこのスキー場のサイトを観ていたのだが、たしかに例年と様子が違うようだ。
福島は、浜・中・会津に分かれ、このスキー場は会津にあるのだが、真っ先に目に飛び込んでくるのが「雪からは放射能が検出されておりません」のバナーだ。
風評のみならず、実際、想像以上に広範囲に拡散していたわけで、訪れる人もこれが一番不安かもしれない。
広いゲレンデのこと、測定も大変だろう、頭が下がる思いだ。
また、節電の影響で、リフトは間引き、ナイターはやってないらしい。最近はどのスキー場も「わたしをスキーに、、、」の頃と違い、リフトもそんなに待たずに乗れるようだが、間引きによっては、滑れないコースもあるのだろうか。
カレーには影響無いだろうと思い、レストランのバナーをクリックしたら、食材のこと細かに原産地が書かれていて、読むだけでお腹が一杯になりそうな感じだ。
このスキー場は、「カレー保証」以外に「スクール保証」もやっていて、一定のカリキュラムに参加して、うまくならなかったら返金するというものだ。
カレー保証、スクール保証だけでも、導入当時は、思い切った経営判断であったようだが、雪の保証や食材の原産地の保証までは考えもしなかっただろう。
温暖化で、スキー場の南限が北上しているとも聞く。板も錆らせてしまったわたくしが、今度いつ滑るかもわからないが、「山の形に盛ったご飯にトロリとろけるカレー」は待ってって欲しいのだ。