「また塗ってえ♪」と思わず口ずさんでしまう、”金柑日より”だ。
暮れからなかなかゆっくり外出出来なかったのだが、好天に誘われて、昨日は寒川まで車で出かけた。
寒川と言えば「一宮」さまだ。いにしえの頃より、相模の国の4つの宮さまのうち、一宮は寒川神社というわけで、当地方の筆頭格の神社であるわけだ。
筆頭格の社には、正月は全国から参拝の人が訪れるのだろう。三が日には参拝したことがなかったが、昨日も帰る頃には長蛇の車列であった。
相棒と2人で丁寧に頭を下げ、手を合わせた。祈願した内容の詳細
はお互い話はしなかったが、間違いなく同じことに違いない。おみくじは、大小の”吉”であった。
おなじみの団子屋さんで、くるみ・磯部・醤油等を何本かお土産にした。車をとめた場所が少々離れていたので、人通りの少なそうな裏道を選んで帰った。さすが一宮の住宅街である、敷地のゆったりした家々が多く、庭だか畑だかわからないような広さの土地に、しだれ桜の大木や、金柑がたわわに実っていた。
キンカンという響き、どうしても例の塗り薬が頭に浮かんでしまう。今でこそ、いろんな塗り薬があるが、子供の頃、蚊にさされるとキンカンであった。CM曲も実に懐かしいのである。
ゆっくりついでに、これまた久しぶりに茅ヶ崎の珈琲屋さんに寄った。香りの良い温かな珈琲をわたくしは2杯飲んだ。
まだまだ寒い日が続くが、今年も季節の移ろいは早そうだ。
先の見え難い時代であるが、1日々をじっくりと刻んで行こうと参拝の時も思った。何はともあれ「元気に陽気にキンカンコン♪」なのだ。