連休後半の初日、横浜のデパートに相棒と買物に出かけた。
目的のものをじっくり選んだ後、ドイツのビール祭りをのぞきに赤レンガ倉庫方面に足を伸ばしたのだが、パレードの真っ最中で、ものすごい人波。目的のビールを飲むには、蛇のような行列に並ばなくてはならず、ランドマークで懐かしのカレーをいただき、ほうほうの体で、地元に逃げ帰って来たのである。
横浜のベイエリアは、実に2年ぶりであった。新聞には35万人の人出と出ていたが、一体全体どこから、わが市の人口のような人数が集まってくるのか。家の近所のバス停で降りたときに、「空気が違うなあ!」「高原だあ!」と二人同時につぶやくお出かけであった。
そして昨日は、買物の帰りに、別邸公園に寄った。まだあまり知られてないのか、それともみんな連休は遠くに出かけてしまったのか、駐車場は車が数台、邸の中ものんびりと散策するには、最高の「人出」であった。
大きく息を吸い込みながら、深い緑の木々を眺め、鳥のさえずり、蝶の動きを眺めていると、ここも同じ横浜かと思うようである。なんといっても、人にぶつからないのがいい。
邸を出るときに、ビールのロング缶を1本持って、いそいそと入って行く男性とすれ違った。夕方、芝生でゆっくり1本飲むには、絶好の季節だ。いいなあ。
こうなると、連休後半の過ごし方は決まったも同然、明日は「弁当と飲み物持参で近所の公園に行こう!」ということになった。寝転んで、ビールを飲みながら本でも読んで、相棒とおしゃべりしようと思う。
それにしても、この邸の風景はすばらしい。近所にこんな公園が出来たのは、奇跡のようだ。
さて、今日は「立夏」、いよいよ夏の扉が開こうとしている。緑がどこまでも深い頃。