緑で身体が染まりそうな今、庭でやりたいことがたくさんあり、気持ちが焦る頃でもある。
近所の市場に行くと、大興奮状態になる。野菜の苗、ハーブ、可憐な花々と、何時間いても飽きないし、さて、猫のひたいのようなわが家の庭を考えたときに、一体何を植えればいいのか、悩む悩む。
初夏のこの時期は短く、心地良い汗をかきながら、夏の収穫に向けて作業できる時間は、本当に貴重であり、最近のわが日々の中では、充実のひと時であるのだ。
昨日は、朝7時頃から動き出した。
水耕栽培の最終形を決めた。「室内の湿気がひどい。床にあなたの足跡が着いてる!」という、わが相棒の鶴の一声で、扁平足の足の裏を眺めながら、全てベランダに集合させた。
おかげさまで、例のキット他、発砲スチロールやら、ペットボトルの装置が並び、野菜の種類も、トマト・なす・ミックスベジタブル・クレソン・バジル等々、かなりのラインナップになったのだ。
それから、花壇の花を植え替え、昼食に出かけがてら、またまた市場でトマトと”しし唐”の苗を購入、夕方再び庭に出て、今度は、プランターに、きゅうり・トマト・しし唐などを植え込んだのである。
こうして書いているだけで、せわしない一日であったのだが、あっという間に、夕方になってしまった。
実は昼も、近所の蕎麦やさんでビールを飲んでしまったのだが、夕方、1日の仕事を終え、本格的にビールを飲み始めた。肴は、相棒に「いわしの梅煮」をリクエスト。水耕栽培のクレソンのサラダや、空豆を鞘ごと焼いてもらい、次から次にプシュと缶を開けた。最高の宵だ。
庭では、河津桜の木にさくらんぼがたくさん実り、ベランダのブルーベリーも、今年は数えきれない実をつけ始めている。焦る季節は、梅雨入りまで続くのだ。